映画「最後の初恋」〜切ない大人の恋
フライト中に観賞した映画の感想第2弾。
夫の浮気が原因で離婚し、思春期の娘と息子を一人で育てるエイドリン。週末、前夫に子供達を預けて友人が経営する海辺のペンションを手伝う事になる。宿泊客は外科医のポールだけ。前夫からの再婚の申し入れに悩むエイドリアンと、自分の医療ミスですべてを無くしたポールは徐々にお互いの距離を縮めいく。おりしもハリケーンがペンションを襲うとしていた。
ジェニファー・ジョーンズとウィリアムス・ホールデンの名作「慕情」を思い浮かべる。ネタ的には使い古された内容。しかし、主役の2人の好演がひかる。真面目で不器用であるがゆえ自分のミスに悩むポールは、はまり役のリチャード・ギア。そして、エイドリアンを演じたダイアン・レインが美しい。いわゆる外見の鮮やかさではなく、人間が持つ内面からのエネルギーを感じる美しさである。多分、子供たちに対する母親の愛情が、その元になっているのだろう。
ストーリー的にはいまひとつだが、俳優たちの演技で魅せる映画。
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